Mustangがおしえてくれたこと

Good evening!!


Thers:MOVIE


ずっと劇場で観ようと思っていた映画をようやく観ることができた。

そして久々に心揺さぶられた映画だったのでご紹介。

『裸足の季節』(原題はMustang)はDENIZ GAMZE ERGUVEN(デニズ・ガムゼ・エルキュベン)というトルコ人女性が監督をしている物語。


5人の少女たちを取り巻く環境が、キラキラしていて眩い太陽のような

彼女たちの自由を、青春を、人生を奪おうとする。

その中で末っ子のラーレは自らの強い意志と勇気で

新たな世界へ踏み出すことを決心し行動に出ます。

詳細はリンクの公式HPでぜひ。

映像と音楽のコラボレーションが

5人の姉妹の美しさをさらに引き立てていてそれは

時には無邪気であどけない少女のように、

時には思春期の危なげな少女のように、

時には全てを悟った大人のように

そして時には誰に指図されようとも揺らがない意志を持った少年のように

いく通りにも観ている人の心に迫ってくるのでした。


サウンドトラックを担当したWarren Ellis(ウォーレン・エリス)の

Nick Cave & Warren Ellis "All Things Beautiful"

サウンドトラックの中の一曲です。


この地球上で同じ時を生きていても尚、世界のどこかでは自分の生きる世界とは異なる、

想像も出来ない生き方をしている人たちがいるということ。

トルコでは今も女性の地位が社会的問題になっています。

この映画を観てその点について考えさせられることは多くあると思います。


ただフェミニズムとか政治的な問題とかっていうこと以前に、

私がこの映画を観て感じたのは

与えられて生きるのでは人生はあまりにも平凡だということ。

与えられて生きていくことは

実に楽で、傷つくこともなく、良い人でいられるかもしれない。

でも、自分にとっての些細な欲求にだって素直に従って、

道を切り開こうとするならば、確実に人生は彩りを増していくと思うのです。



ラーレの見つめる先に、平凡な人生など微塵も感じさせない。

風になびく髪の毛はMustang(野生の馬)のタテガミそのもの。


Goodnight!!


ranran


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